大丸あすなろ荘別館 ぶな山荘 ポイント 3.5

2015年2月 宿泊

秘湯好きならば、大丸あすなろ荘はおなじみの宿であろうが、今回、利用したのは別館のぶな山荘。こちらに泊まると、時間は限定されるが車送迎も有って、本館のあすなろ荘のお風呂(内湯、露天風呂、岩風呂)での湯巡りが可能。ちょっと熱めのあすなろ荘のお湯の後は、ぶな山荘の柔らかいぬるめのお湯がなんとも心地よい。

部屋はシンプルながら、真新しく清潔。部屋の定員は2-3名のためか、プライベート感が満載で、旅館というよりも、貸別荘に来てる感じを受けた。少人数で楽しむにはもってこいの空間である。
そして、ここの宿ならではの楽しみは、夕食時にやってくる。
お刺身、お肉、焼き魚などの定番メニューに加え、串にささったお野菜(カボチャ、サツマイモ、ヤーコン、椎茸、舞茸)たち。これに自分で衣をつけて油で揚げる、串揚げならぬセルフ天ぷらがとても楽しい。
仕上がったら、アツアツのうちに抹茶塩で。締めは舞茸の炊込ご飯で満足度120%。材料はすべてシンプルな地の物だが、印象に残る夕ご飯であった。
雪見の季節で静かな滞在ができたが、新緑、紅葉の頃に、宿から伸びる散策路のウォーキングも次回は是非体験してみたい。 大丸あすなろ荘別館ぶな山荘

金沢 深谷温泉元湯石屋 ポイント 4

2015年1月 立ち寄り

 

石川県の温泉地として有名どころは、能登方面の和倉や輪島。小松寄りの加賀温泉郷(山中、山代)などが頭に浮かぶが金沢市内にも存在した本格温泉。泉質は弱アルカリ性のナトリウム炭酸水素塩泉。コーヒーのような色のまろやかなモール泉である。ポカポカとよく温まり、お肌もすべすべ。こちらにはチーム恒例の冬旅で立ち寄り、懐石ランチとお湯を楽しんだ。料理もお湯同様、レンコンなどの加賀野菜の素材を生かした優しい味で、旅行中の続けざまのご馳走にも胃もたれすることもなくすべてをおいしくいただけた。器もまた美しい。シーズンオフの訪問のため、宿の中はあいにくの改装中ではあったが、「館内は美術館」のキャッチコピーさながらに、装飾品や絵画、本格的な能舞台などを眺めながら、ゆったり滞在するのも楽しそうである。メンバーの中でも「次回は泊まりで!」の声が多く聞こえた宿である。

ランチ付立ち寄り湯 6580円

蛇の湯温泉たから荘  ポイント 3.7

2013年4月 宿泊

 

東京都内で唯一の秘湯を守る会の会員宿。訪れたのは新緑燃ゆる4月であったが、奥多摩の地では日によっては小雪さえ散らつく肌寒い1日。ここは立ち寄りではなく、宿泊してこそ、その良さを実感できるお宿である。風呂には露天はなく、内湯のみであるが、窓の外の緑を眺めるだけで十分癒される。何よりも食事が素晴らしかった。メニューは山菜中心のシンプルな内容だが、サーブされるタイミングが絶妙だった。どんな豪華なメユーでも、出された時に冷めていたり、間が空きすぎるとせっかくの食事が楽しめないことは大きな宿では起こりがちである。ご主人の手打ちの蕎麦は絶品。そして蕎麦屋以外でそば湯までサーブしてもらった体験を持つメンバーはいなかった。

全部で5部屋のみ、家族で切り盛りされている小さな宿なので週末の1人宿泊は難しい時もあるが、身の丈にあったおもてなしが嬉しいお宿であった

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